ってことで、突発的に、欲音ルコちゃんとKAITO兄さんのコバナシ(+レン)。
えーなんか歌手活動やってるデカイ少女(?)と先輩歌手兄さん、くらいに思っといてください。
+○+○+○+○+○+
凸凹恋対称
RUKO & KAITO
+○+○+○+○+○+
「カーイトー!」
聞こえた声に、振り返る。
と、予想よりもずっと近くに見えた胸、いやその姿に、驚くと同時に抱きつかれた。
衝撃で多少よろけてしまったのは、少し情けなくはあるけれど致し方ない。
っていうか息苦しい。
「ル、ルコちゃん…? どうしたの……?」
この高さにこれだけのボリュームをある胸を持っている知り合いは、ひとりしかいない。
「カイトがいるのが見えたから! 走ってきた!」
そう言って無邪気に笑う様子は、普通の12歳の女の子。…いや、女の子…? まぁ、それはさておくとして。
歌声は、とても綺麗で、大人っぽいんだ。初めて聴いたとき、なんて素敵な歌声なんだろうと思って、実際に会って、驚いた。いろいろな意味で。
「――相変わらずガサツだな、男女」
下から聞こえた声に、ルコに身体を離してもらってそちらを見た。
「こら、レン!」
「え? ……ああ、なんだレンもいたのか。見えなかったぜちっちゃくて」
「なんだと!?」
「こら、レン、めっ! 君の方がお兄ちゃんなんだから」
ムキになるレンをいさめ、今度はルコに向き直る。
「ルコちゃんも。そういうふうに人の外見をあげつらうようなこと言っちゃいけません」
「あげつらう? ってなんだ?」
「あ……ええと、つまり外見の悪口を言っちゃダメ、ってこと。レンだって好きで背が低いわけじゃないんだよ。ルコちゃんだって、背が高いことを悪く言われたら嫌だろう?」
「俺は別に背高くたって気にしないぜ? ただ時々頭ぶつけ……って、そうだ、さっきも……。思い出したら痛い……」
「え? え? どうしたの?」
途端に顔を歪めたルコに驚いて尋ねると、ルコは頭を押さえながら口を尖らせた。
「スタジオ入ったら、カイトとちょうど入れ違いだったって聞いて、慌てて走ってきたんだけど、ドアに頭ぶつけてさー」
痛い……と眉をひそめるルコの、額をそっと撫でてあげる。ルコの方が背が高いから、やりにくいけれど、仕方ない。
「え、大丈夫? 腫れてない?」
「ああ、カイトが撫でてくれたから大丈夫。ありがとう!」
「どういたしまして。それより、スタジオってことは、歌の収録に来たの? 時間大丈夫?」
「あっ、やべ! そうだ戻らなきゃ……。カイトは? 今日の仕事、もう終わり?」
「俺とレンは、これからダンスレッスンだよ」
「そうか……じゃあ一緒にいられないのか……カイトと一緒にコーヒー納豆飲みたかったのに……」
「おまえ相変わらず悪趣味なモン飲んでんのかよ……」
レンが顔をしかめて呟いた。
「悪趣味じゃねーよ! 旨いんだぜ? なぁカイト?」
「あー……俺コーヒー苦くて飲めないから……」
いや、ルコには悪いがあまり美味しくないと思う。
「そうだよ、イイトシしてコーヒー牛乳みたいなの飲んでる兄貴が、そんなの飲むわけないじゃん!」
レンの言い草もちょっと酷いが、あながち間違いでもない。ていうか、だいたい合ってる。
ルコと一緒にいるのは嫌ではないが、コーヒー納豆は遠慮したい。普通のコーヒーだって苦いのに、納豆とか……せめて甘納豆なら良いのに。
ルコにはまったく悪気はないのだ。歌が好き、寝るのが好き、と同じようにコーヒー納豆が好きで、懐いてくれてる俺と一緒にそれを楽しみたいと思ってくれてる。
それ自体はとても嬉しいことだ。
「ごめんね、つきあえなくて。今日はお互い仕事がんばろう。俺もダンスがんばるからさ、ルコちゃんも、歌、がんばって。新曲楽しみにしてるよ」
背の高い身体をしゅんと縮めてうなだれているルコは、何だかとてもかわいそうで庇護欲を誘う。普段が元気だから、そのギャップで尚更そう見えるのだろう。
元気になって欲しくてそう言うと、ルコは顔を上げ、うん、と勢いよく頷いた。
ミクよりも短いツインテールが動きに合わせて揺れる。
笑顔が可愛い。
「じゃあ、カイト! またな!」
「うん、またね、ルコちゃん」
笑って手を振り返すと、ルコは背丈の割に軽い足音を立てて走り去っていった。
「――アイツ、最後までオレのこと無視しやがった……」
「え? あ、そういえば……」
「兄貴も忘れてたのかよ……」
「えっ! そ、そんなわけないよ」
ジロリとレンに睨み上げられて、思わず声が上擦ってしまう。
「ったく。――とりあえず、オレは反対だからな!」
「え? 何が?」
「兄貴とルコ! あいつが兄貴の嫁になんのも婿になんのも絶対ヤだからな!」
「ええっ、何言ってるのレン。ルコちゃんは俺に懐いてくれてるけど、別にそんなんじゃ……」
確かに初めて歌声を聞いたときには、その声に一耳惚れをしたと言っても過言ではなかったけれど、相手は12歳の女の……いや、とにかく12歳、リン・レンより幼い子なのだ。見た目はとてもそうは見えないけれど、仕事中はとてもしっかりしているけれど、言動の端々に年齢相応の幼さが窺えて可愛らしい。
ルコも俺の声を好きだと言ってくれて、優しい笑顔が好きだと言ってくれる。メイコあたりにはヘタレな笑顔とか言われたりもするから、素直に褒めてもらえたり、まっすぐな好意を向けてもらえるのはとても嬉しい。
「――相っ変わらず鈍い兄貴だな……」
「え? なに、レン、下向いてブツブツ言ってたら聞こえないよ」
「なんでもない! それより、早く行かないとダンスレッスン遅刻するよ?」
「あ、そうだった! 俺たちも急がなきゃ!」
優しい、可愛い、も嬉しいけれど、やっぱり俺も男だから、格好いい、と言われるのが一番嬉しい。
だから、格好いいと思ってもらえるように、歌も踊りも、もっとがんばろう。
改めて気合いを入れ直して、俺はレンとともにダンスレッスンに向かった。
Fin.
+○+○+○+○+○+
6/5はルコの日!(実は微妙に過ぎてるが6/5付でうp)
ってことで、突発的に、欲音ルコちゃんとKAITO兄さんのコバナシでした。
つーかルコ、12歳で197cmとか鬼すぎるww
兄さんは身長は公式設定がありませんが、若い男の人の平均身長……ってことで178cmくらい?
ルコと身長差約20cmか……ちょうど顔がDカップの胸に埋まるね!!
ってことで、埋まっていただきました←
ルコ、声が好きです。特に♀。
ビジュアルも好みだなぁ。左青・右赤のオッドアイとか黒髪に青メッシュとか、ナニソレ俺得すぎる……。
っつーか性別ww男女比男9:女1とかwwとゆー…実際文字に書くにはいろいろめんどくさいんですが……つまりDカップの胸が1割の女成分で、後は12歳の男の子と思えばおk?みたいな。
でもけっこう可愛いトコもあるっぽいし、「全体的にうっすら女の子分が…」とか今日のルコ生でも言われてたお!
ルコちゃんかわいい! かわいくてかっこよくて!すばらしいね!!
嫁も婿もこなせルコww
デレデレのルコちゃんに積極的に迫られて、たじたじのKAITO兄さん…とか……いかがですかね……?ww(でもきっと成長したルコに掘らry)
+○+○+○+○+○+
欲音ルコってなんぞ??ってヒトは、ニコニコ大百科の該当記事か、公式サイトをご参照ください。http://long-sleeper.net/
あと好きな曲2曲、文字リンク貼っときます~。
好対照な2曲にしてみたww
【欲音ルコ】「ひまわり」【オリジナル・・・?】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8003190
【欲音ルコ 】月クラフ光リアル街【オリジナル?】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6249080
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【Selfish Station】鉄擬
【Super Selfish Space】オリジナル+α
【heaven's diary】BLG